保育者志望の学生を消耗させるものといえば、ピアノ!
今回はピアノが苦手で消耗している方々に、保育の伴奏楽器としてギターをおすすめしようと思います。
まだピアノ伴奏で消耗してるの?
左で弦を押さえて、右手のピックでジャカジャーン!
ギターの伴奏はこれだけです。
左手の押さえ方(いわゆるコード)はピアノの同様たくさんあるんですが、保育の現場でよく使うのは10種類くらいなので。それだけ覚えたら大体の曲は弾けます。
欲を言えばイントロはコードじゃなくて単音でメロディー弾くとか出来たら良いですが、無理ならコードを弾きながら、イントロのメロディだけラララーとかチャララーとか歌いましょう。歌い出すタイミングさえ伝われば子どもは歌ってくれます。
まだドレミが読めなくて消耗してるの?
「楽譜が読めない!」っていう学生さんは多いですが、ギターは五線譜(いわゆるドレミ)の楽譜が読めなくても大丈夫です。
ギターを構えて、ネックをのぞき込んだ状態の指板を譜面化したのがタブ譜。6本ある線は上から1弦、2弦、3弦……と各弦を表わしていて、各線の上に書かれた数字は、何フレットを押さえるのかを示しています。右図ならば、5弦3フレット→4弦5フレット→3弦5フレットを押さえていく、ということになるんだ。
タブ譜って何だ? - 楽器ミニ・セミナー[エレキ・ギター] presented by DVD&CDでよくわかるシリーズ | リットーミュージックより引用
タブ譜ってドレミじゃなくて「どの弦の何番地点を押さえる」って表記で書いてある譜面なんで、ピアノで使っている楽譜より読むのが簡単なんです。右手と左手で段が分かれていたりもしないので、あちこち見なくても大丈夫。
どんな曲なのかはCDやyoutubeで聴けるんで、譜面から読み取らなくても大丈夫です。
まだピアノの前で消耗してるの?
キャスターがついていようと電子ピアノだろうと、重くて大きいピアノは子どもの前では動かせません。でもギターなら曲と曲の合間に場所を移動するのも簡単です。
1曲目はピアノの前で、二曲目は一番後ろに座っていた子どもの前で、とかやると喜んでくれるし、遠足とか別の部屋にも持っていけますよ。
まだギターを見せて子どものテンションぶち上げてないの?
ギター弾く先生がいない実習先だと子どもの食いつきがスゴイです。ケースから取り出すだけで大喜び。
まだまだギターを弾く保育者は少ないので、保育者や保護者の方に対しても持ってるだけで結構なインパクトがあります。ドヤ顔でギターケース背負って登園しましょう(笑)
まだ買ってないの?
保育の現場だとアコギ(ゆずやmiwaが持ってるデカいやつ)が主流ですが、最近はかなり安く始められます。
上のリンクは7000円くらい。ミニサイズのギターですが、2,30人くらいの子ども相手だったらこれでも大丈夫です。初心者セットだと1万円くらい。リサイクルショップとかだと3000円くらいから売ってることも珍しく無いです。
ちなみに藤子が使っているのは3万5千円くらいするYAMAHAのAPX-500IIIってやつです。この機種を選んだ理由とかは下の記事にて。
おわりに
イケダハヤトさんのブログにこんな記事が掲載されたので便乗しました。
「まだ◯◯で消耗してるの?」というテンプレはご自由にお使いください。面白ければこのブログで紹介します。 : まだ東京で消耗してるの?
ピアノはメロディー(右手)とコード伴奏(左手)を両方弾くことが当然とされていますが、ギターの場合は基本的にコード伴奏のみです。曲ごとに右手(メロディー)がガラッと変わったりしないので、覚えることも一気に少なくなります。
伴奏楽器としては非常にローコストハイリターンなので、ピアノの練習で消耗している学生はギターに挑戦してはいかがでしょうか。
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン!
子どもたちも、ピアノ伴奏に飽き飽きしてると思う。
保育士の試験もギターで出来るようにすればいいのに。