読書週間企画二回目⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン!

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今回読んだ本はこちらです。

不登校にも治療薬がある

いまやクラスに数名は不登校児がいる時代。明日はうちの子の番かも・・・? 全国の迷えるお母さんたち、学校に行けない罪悪感の中日々をすごしている子ども達に、読んで、知って、笑って、少しでもラクになってほしい。つまづきから、少しずつ力を得て立ち上がり、やがて学校に通えるようになった娘と、 焦り、戸惑いつつも一緒に歩んだ母との198日間の日々を描いた実録コミックエッセイです。

娘が学校に行きません 親子で迷った198日間 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) | 野原広子 | 本 | Amazon.co.jpより引用

作者の娘さん(小学5年生)が夏休み前から不登校になって、再び教室へ毎日通える様になるまでが描かれています。

不登校にもいろいろな種類があって、娘さんの場合はグループ内でのイジメがキッカケでしたが、後日病院で起立性調節障害という病気も患っていたことが発見されます。

何でもかんでも病気のせいにすればいいわけではありませんが、不登校も症状によっては治療薬があるって知識は覚えておいたほうがいいですね。

学校や病院との関係って大切

作中の娘さんは198日という短い期間で教室へ復帰していますが、これだけ早く復帰できたのは、先生や病院などの対応も大きな原因でしょう。

校長先生はかなり初期の段階で『6年生になるまでに教室復帰を目指しましょう』という計画を母親に提案して、教員全員がその計画にそって親子へ対応を行います。

教員一人ひとりによって対応や方針がブレること無く一丸となって支援してくれることで、親子とのとの信頼関係の構築にもつながりますね。

おわりに

不登校の子どもが抱える問題は人それぞれなので、「絶対コレが効く!」というような対応はありません。

保護者はどうしても早期の教室復帰を求めがちですが、今作のように最初から長期的なスパンでケアをすることが、結果的に短期間での教室復帰へ繋がるのかもしれません。

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